薄毛

初期脱毛で抜ける毛の特徴と量について

初期脱毛で抜ける髪の毛には、いくつかの特徴が見られることがあります。また、どの程度の量が抜けるのかも気になるところでしょう。まず、初期脱毛で抜ける毛の特徴としては、「細くて短い、弱々しい毛」が多く含まれる傾向があります。これは、AGA(男性型脱毛症)によってヘアサイクルの成長期が短縮され、十分に成長できなかった毛髪が、治療によって新しい健康な髪に押し出される形で抜け落ちるためです。健康な髪の毛に比べて、コシがなく、色も薄い場合があります。ただし、中には太く長い毛が抜けると感じる方もおり、これは個人差や治療開始時の毛髪の状態によって異なります。次に、初期脱毛で抜ける「量」についてですが、これも個人差が非常に大きいです。普段の抜け毛の量よりも明らかに増えたと感じる方が多いですが、その増加の程度は人それぞれです。「シャンプー時の排水溝にたまる髪の毛の量が倍になった」「朝起きた時の枕にびっしり髪の毛がついていた」といった経験をする方もいれば、「少し増えたかな?」と感じる程度の方もいます。一般的に、治療開始前に休止期に入っていた毛髪の割合が多い方ほど、初期脱毛で抜ける毛の量も多くなる傾向があると言われています。初期脱毛で多くの髪の毛が抜けると、一時的に薄毛が進行したように感じてしまうかもしれませんが、これは新しい髪が生えるための準備段階であり、過度に心配する必要はありません。大切なのは、抜けた毛の質や量に一喜一憂しすぎず、医師の指示に従って治療を継続することです。もし、抜け毛の量があまりにも異常だと感じたり、頭皮に炎症やかゆみなどの他の症状が現れたりした場合は、自己判断せずに医師に相談するようにしましょう。